子供の入学や進学に合わせて祝金や満期保険金が受け取れます。
こどものために、将来の進学資金を積み立てていくことを主な目的とした保険です。保険会社によっては「学資保険」という言い方もされます。加入時期は、出生前あるいは0歳から、保険会社によって5〜6歳ぐらいまでとなります。
生存給付金がおりてくるタイミングは、12歳、15歳、18歳など進学の節目になっており、満期も15歳、18歳、22歳、選択制など、保険会社によって違いがあります。
また、親などの契約者に万一のことがあったときにその後の支払いを免除する「払込免除特約」や、契約者が死亡したときに育英年金が支給される「育英年金特約」、こどもの入院・手術に備える「医療特約」などの特約があり、これらが自動付帯されている商品と、任意で付帯できる商品とがあります。保険会社によってこれらの“特約”が違っていますので、自分のニーズに合ったものを選択しましょう。
こども保険を選ぶ上でのポイントは、保障を重視するか、貯蓄を重視するかで分かれます。基本となる主契約部分では積立金が貯まっていきますが、特約部分には保障性があるため、この特約を多くつけるほど貯蓄性が下がることになります。将来受け取れる生存給付金や満期金の合計金額を、支払う保険料の合計金額で割ると「戻り率」が出てきますので、この戻り率と、特約部分の保障性とのバランスを考慮して必要な内容をそろえる、というように考えると良いでしょう。
また、お子さんが高校や大学に進学する時期は、一般的に、収入よりも支出が上回る時期となります。したがって、早いうちから計画を立て、こどもの学費が将来にわたってどのぐらい必要かを考えた上で、着実に資金を貯めることが必要です。こども保険はその目的にかなった商品であり、ほかの貯金や積み立てとは別に、こどもの将来のための進学資金という明解な目的を持って積み立てることで、計画的に最後まで支払い続けられる可能性が高くなることが、最大のメリットといえます。
@こども保険を選ぶ際は、特約の違いと「戻り率」を研究することがポイント
|