定期保険と同様に死亡した場合のみ、死亡保険金が受け取れます。保険期間は定期保険と異なり一定ではなく、一生涯死亡保障が続きます。
一生涯の死亡保障を確保できるのが終身保険です。同時に、この保険は貯蓄性があるのが特徴です。そのため保険料がやや割高ですが、保障と同時に老後の備えとしても利用できるわけです。支払期間は、60歳・65歳など一定の時期に支払いを終了するもの（その後も死亡保障は継続）のほか、保障が必要な限り支払い続ける終身払い商品もあります。
人間はいつかが死亡しますので、終身保険の場合は、保険会社は必ず死亡保険金を支払うことになります。そのために保険会社は支払うべきお金を積み立てて確保する必要が生じるため、途中で解約してもその積み立てたお金の一部が戻ることになります。それが貯蓄性を兼ね備えているという仕組みの理由です。
商品によって解約金の返戻率には違いがあり、例えば途中の解約金を少なく抑えることで、保険料を安くしているという商品もあります。
特典：
① 満期保険金はありません。
② 保険料の払い込みが一定年齢または一定期間で満了する有期払込タイプと、一生涯払い続ける終身払込タイプがあります。
③ 契約当初の一定期間の保険料を低く抑え、その分一定期間経過後の保険料を高くする「ステップ払込」タイプを取り扱う生命保険会社もあります。
④ 無選択型終身保険では、契約後2年間など一定期間内に疾病により死亡した場合は死亡保険金ではなく、既に払い込んだ保険料相当額が支払われます。
①高額保障の必要がない方（子育てが終わった中高年の人など）
②保障と同時に老後の備えをしたい方
③安定した収入形態の方（専門資格職・技術職・公務員など）
④相続対策が必要な方
⑤掛け捨てを好まない方
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